動物病院を信じられなくなった訳を振り返る

2年前に腎不全のステージ1と診断され、その1年後、痩せてフラフラしてきたので、もしかして点滴が必要なのか動物病院の先生に聞きに行った。
血液検査の結果は2年前より良くなっていたけど、もう点滴が必要ですね、2日に1回ぐらいのペースでしたほうが良いとのことだったので、その日初めて点滴をした。

病院から帰ったその夜、急にぐったりして顔(あご)を床につけた格好で、カーテンの中に隠れて動かなくなった。
こんなこと初めてでどうにかなってしまうのではないかと焦った。
けど翌日は日曜で動物病院がやっていない。
そばにいて見守って時間を過ごした。
翌日午後になるとようやくゆっくり頭を上げ歩きはじめたので、ほっと胸をなでおろした。
急に逝ってしまうのではないかと、心配でたまらない時間だった。

月曜日に先生に
「こんな症状になったんですけど大丈夫でしょうか?」と予後が心配だったので電話で聞いてみると、「え、そんなはずはありません」「点滴で悪くなることなんてないです」という対応。
あれ?
私は責めて言っている訳ではなく、この症状が出たことで猫を見てもらわなくて大丈夫か聞きたかったから電話したのに、今の猫の様子を聞いたりしてこない。
私は「あ、、、そうですか」と言い、静かに電話を切った。

私はこの時、
点滴をする必要がないのにしたのではないか?
この1年、勧められた療法食ばかり食べさせてきたけど、どんどん弱っている。栄養が足りないのではないか?
先生は個体を見て判断できないのではないか?
など、色々と疑問が生まれてしまった。

それから私は、
点滴をしたことで丸一日以上こんなに辛い思いが続くなら、生きている間、辛い時間が大半になってしまう。それならば点滴はしない。
そして、
腎不全の栄養についての文献を調べてみると、タンパク質の抑制をして痩せ弱ってしまうことは、よっぽど死期を早めてしまうと書いてあったので、療法食だけではなく、鶏肉などからタンパク質を摂ってもらおうと決めた。

お医者さんより、自分のほうがよっぽどいつも様子を見てきたのだから、
何か違うと感じたことは、お医者さんだからと言ってむやみに従うのはやめようと思った。
それから病院には行かなくなった。

昔住んでた街で、去勢手術をしてくれた先生に、本当は見てもらいたいけど、猫を連れて行くことができないので、電話で相談をさせていただいた。
その先生は先生なりの方針を持っていて、室内で暮らしているなら、予防接種をすることが動物にとって良いことではない、というようなことを言っていたことを覚えている。
その先生にぐったりしたことを話すと、点滴で具合が悪くなったのは良くわからない、でも基本は点滴と療法食、ネフガードだね、と言っていた。

ぐったりの理由はわからないけど、その後私は、療法食+ネフガード、時々タンパク質といった食生活で、ぴーちゃんと日々を過ごした。

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